完全自殺マニュアルという教科書がいらっしゃる。表題とは裏腹に、こういう教科書はあからさまに自殺を奨励している訳ではない。
却って、自殺を止めるような役割を果たしていらっしゃる顔もいらっしゃる。
実際に戦法に奪い取り読んだ人の間では賛否両論が巻き起こっているようではあるが、現実的に考えて「生きていかなければいけない」という恫喝降服を植え付けられるのはそれはそれで酷なトータル論です。
リーダーの中には「いつでも安心して死ねる」というセーフティWEBの役割を果たしてあるという感覚も残る。
93クラスに発売された同著は、何かこう、利益も言われぬ「恫喝降服からの救済」的理由をリーダーに突き付けているようにも想う。
宿命の居残る一定の瞬間を境に、方は人に対して「無理して生きろ」とまでは言わなくなる。
それこそが不変の応えであって、わざと「こうした死に方もあるが、試せる売り物ならやってみては?」と過激な申し入れを推奨するというのはある種、斬新な力抜け療法とも考えることができるのかもしれない。